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１ |
新玉川線の開通 |
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玉電廃止後の７年のち昭和５２年４月７日に、玉電は新玉川線として生まれ変わりました。当初予定の建設費の１０倍とも言われる７２７億円の巨費を投じ完成しました。その理由としては、当初高架で建設する予定だったものが地下鉄として建設することになったからといわれています。ノロ電と揶揄されていた玉電も高速鉄道として生まれ変わりました。右のスタンプ帳の一番うしろには、玉川線と新玉川線の比較がありますが、所要時間が３２分から１４分に短縮されています。
新玉川線は、玉電の駅数より少ない７駅が設置されました。各駅には、それぞれ駅のカラーが決まっていて駅の壁面にはその色が使われたタイルが貼られています。タイルは、そのカラーと白で配置されていましたが、それは出口の方向がわかるような配置となっています。ただし、渋谷駅は営団地下鉄の管轄駅、二子玉川園は地上駅ということでそのような措置はありませんでしたが、紫色のカラーが使用されることもありました。
車両は、６両編成の８５００系が新製され、渋谷＝二子玉川園での折返運転がされていました。現在では、１０両編成で、東京メトロ半蔵門線、東武伊勢崎線との相互乗入も実施されており、当時の面影はすっかり薄れてしまっています。新玉川線という名称も田園都市線と改められ、名実ともに玉川線の面影もなくなっています。
新玉川線の開業により、玉電代行輸送の役目をおえ路線の再編がされることとなります。
新玉川線開通時に発売された記念スタンプ帳→
７駅の記念スタンプを押すと完成！
↓右のスタンプ帳の一番後ろのところです。
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玉電代行輸送終了と路線再編 |
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新玉川線が開通した昭和５２年４月、８年間行われていた代行輸送も終了となります。新玉川線が開通した４月７日から１週間後の４月１５日で路線の再編され、その役目を終えることとなりました。
廃止になったのは、渋０１、渋０１直行、渋０２、渋０２急行、渋０３、渋１２急行です。その他の路線は、現在もその姿を変えながらも存続しています。
新玉川線開通後のバス縮小については、昭和５０年６月に調査が実施され、代行バス４路線の廃止（約９００回減）として計画が策定されました。
実際には、昭和５２年４月１６日より代行バス４路線６６８回６９両が削減されました。残りの併行バスは、１４路線１，５１５回がそのまま存続しました。
昭和５４年には、マイカーの普及やその後の利用者減の状況を受け、園０５（田園調布駅＝駒沢大学駅）の新設、渋１１の減回、渋０４（渋谷駅＝溝の口操車所）を渋０３（渋谷駅（用賀駅）二子玉川園駅）として短縮、渋１４（渋谷駅＝向が丘遊園駅）を向０２（向が丘遊園駅＝用賀駅）として短縮、そして渋０５・０６が減回となりました。
大橋付近を通過する渋０２→
４R１１０の一灯式のものです。
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【玉電代行路線と併行路線の改変状況】
| 内容 |
系統 |
路線名 |
区間 |
担当 |
実施日 |
| 廃止 |
渋０１ |
池尻 |
渋谷駅＝三軒茶屋 |
大橋 |
S52.4.15 |
| 渋０１直行 |
渋谷駅（直行）三軒茶屋 |
大橋 |
S52.4.15 |
| 渋０２ |
用賀 |
渋谷駅＝用賀折返所 |
大橋 |
S52.4.15 |
| 渋０２急行 |
渋谷駅(急行）用賀折返所 |
大橋 |
S52.4.15 |
| 渋０３ |
渋谷駅（旧道）二子玉川園駅 |
高津 |
S52.4.15 |
| 渋１２急行 |
新道 |
渋谷駅（新道）二子玉川園駅 |
大橋 |
S52.4.15 |
| 渋１３ |
新道 |
渋谷駅＝砧本村 |
高津 |
H9.3.17 |
| 黒０３ |
清水 |
目黒谷駅＝砧本村 |
目黒 |
S63.2.15 |
| 短縮 |
渋０４ |
溝の口 |
渋谷駅＝溝の口操車所（六軒町経由と切通し経由あり）
（二子玉川園駅＝溝の口操車所を廃止→渋０３へ） |
高津 |
S54.4短縮
S57.6.15廃止 |
| 渋１４ |
久地 |
渋谷駅＝向が丘遊園駅（津田山経由と梅林経由あり）
（渋谷駅＝用賀駅を廃止→向０２へ） |
高津 |
S54 |
| 新設 |
園０５ |
グランド |
田園調布駅＝駒沢大学駅 |
瀬田 |
S54.3.16新設
S57.6.15廃止 |
| 減回 |
渋１１ |
グランド |
渋谷駅＝田園調布駅 |
瀬田 |
S54.3.16 |
| 渋０５ |
弦巻循環 |
渋谷駅（弦巻営業所）渋谷駅 |
弦巻 |
S54 |
| 渋０６ |
弦巻循環 |
渋谷駅（弦巻営業所）渋谷駅 |
弦巻 |
S54 |
上記路線のほか、昭和63年2月15日には黒０３（目黒駅＝砧本村）が廃止に伴う玉０６の目黒所管分の高津移管、時期は不明ですが渋１２・１３も高津移管がされています。また、昭和59年2月15日に向０２はさらなる短縮があり現在の姿（二子玉川駅＝向が丘遊園駅）となっています。
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