東急バス研究室
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 SERIES 7 さようなら川崎営業所
 
川崎営業所「最後の日」
   
川崎営業所の営業最終日である平成22年9月30日の様子をまとめてみました。
主に深夜の様子を中心に最終日の記録を辿ります。


 最終日は、あいにくの雨でした。
 営業所の車両は、次の嫁ぎ先(移籍先)へ向かう準備が着々と進められていました。
 車体の側面に表示されている社番表示も「KA」の文字がマグネットになって、営業運転している車両が多く見られました。
 リアの社番表示は、「KA」の文字がはがされているものもあり、最終日らしい雰囲気が漂っていました。
 最終日の夜、数少ない1700番台のツーステップ車も川32で最後まで活躍していたKA1707。
 画像は、営業所で停車中の見慣れた光景です。
 このバス停もこの日で最後。次の日からは小杉折返所になります。
 うしろの塀には、事務所横の通路が10月1日から使用できなる旨の案内が掲出されています。
 最終日ということもあり、工場には多数の乗用車が停車していました。
 最終日ではありますが、電車のさよなら運転のように人だかりということもなく、静かに営業を終了しようといました。
 工場の方は、大忙しで移籍車両の作業が進められていました。
 営業を終えて入庫してきたKA552。
 側面表示は、「最終バス」でKA552にとって川崎営業所での最後の営業となりました。

(川崎営業所にて)
 「KA」の文字もはがされいよいよ移籍先の営業所に回送されていきます。
 ちなみに、KA552は虹が丘営業所に移籍しました。
 こちらも営業を終えて入庫してきたKA855。
 側面表示は、「溝02川崎営業所」でKA855の川崎営業所での最後の営業となりました。
 「溝02川崎営業所」表示もこの日で見ることができなくなりました。

(川崎営業所にて)

 営業所で回送を待つKA850。
 ファンサービスのように、普段は見ることの少ない「川33 東横線小杉駅」の表示がされていました。
 入庫してきたKA659。さっそく工場の方が作業に入ります。
 営業所には、回送を待つ車両たちがずらり。本当に最後の光景です。
 最終日のみ、2台の車両に「さようなら 川崎営業所」の垂れ幕がつけられていました。
 そのうちの1台は、川31の最後の入庫となるKA422には、白地のものがつけられていました。
 画像は、川31南武線小杉駅経由溝の口駅ゆきの終車です。(小杉駅にて)
 
 KA422が川31で溝の口駅に到着後は、「溝02川崎営業所(終車)」で営業所に入庫してきました。深夜バス以外の営業はこれで最後でした。
(川崎営業所にて)
 もう一台の垂れ幕がつけられたのは、鷺02深夜バスを担当したKA856でした。こちらは、緑の垂れ幕となりました。
 画像は、小杉駅で鷺沼へ向かうため待機中の様子です。
 もうこの時間で日付が変わって午前0時を回っていました。
 この車両は、このあと1往復後、営業所に入庫していきました。
 最後の営業を務めたのがKA856となりました。

 営業が終了したのは午前2時、本当にお疲れ様でした。



営業所廃止直後の様子

 営業所が廃止された翌日の10月1日朝と10月2日の様子を記録してみました。

 翌朝の7時30分頃の様子。
 営業所には、1台も車両がいないさびしい風景。
 でも前の日まで営業していたため単に車両がいないだけで、営業しているような雰囲気でした。
 「川崎営業所」から「小杉折返所」に変更されたバス停には、いつもどおりのお客さんの列ができていました。
 この時間では、まだ営業所に職員の人がいたようでした。
 溝の口方面のバス停。
 表示が、「小杉折返所」になっています。
 画像は、廃止後2日目の10月2日の様子です。
 営業所の敷地を2分するように、仮囲いが設置されています。停車しているバスにはトランセマークもついており、すっかり様子が変化しました。
 仮囲いが設置され建物の解体が進めばいよいよその面影もなくなってしまいます。
 ちなみに、第2車庫も閉鎖されました。

 さようなら川崎営業所。
 長い間、お疲れ様でした。

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