一時代を築いた富士重ボディの車両たち
日産車の配置は、4R92の時代に新製配置だけではなく、他の営業所からも多数の移籍がありました。その4R系の車両では、富士重を架装していることが多かったですが、金産ボディや北村ボディを架装している車両たちもいました。4R92には東急バスでは珍しかった前後ドア車も多数在籍していました。
上段:KA15(日産U20H(富士))
川崎営業所にて
中段:KA398(日産K-U31K(富士))
川崎営業所にて
画像提供:上段、中段がK1655さま
ご提供誠にありがとうございます。
下段:KA806(日産P-U32K(富士))
市民ミュージアムにて |
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移籍車が多かったいすゞ車
川崎営業所にいすゞ車が登場したのは、昭和54年度の新車からでした。それまでは、日産車が主流でいすゞ車が登場することはありませんでした。初めて登場した新車は、いすゞCJM470で大型方向幕車からで、それ以前の年度の車両で在籍していたいすゞ車はすべて移籍車でした。
上段:KA167(いすゞBU04D) 川崎営業所にて
川崎営業所には、目黒営業所からKA154、166、167、
荏原からはKA191が移籍してきており、方向幕が小型
のタイプは4台在籍していました。
中段:KA247(いすゞBU04D) 川崎営業所にて
大型方向幕の車両も移籍車でした。こちらも荏原から
KA242、目黒からKA247、248が移籍してきており、3台
が在籍していました。
下段:左からKA426、KA309、KA312(いすゞK-CJM470)
川崎営業所にて
新製配置でその数を増やしていったいすゞK-CJM470。
基本的 には非冷房車として登場して、その後車体再生
時に冷房改造がなされた車両ですが、昭和58年度車
のKA537〜539は当初から冷房装備でした。
また、この年度の車両も荏原営業所や日吉営業所から
の移籍車も在籍していました。 |
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一般路線にも充当されていた観光タイプのロマンス
ロマンスには、昭和61年度から他の営業所には、登場した川崎営業所の車両はありませんでした。
その後、昭和63年度には、観光タイプのロマンスが2台やってきました。
川崎にやって来たのは、KA964,965の2台でいすゞ+富士の東急バスでは少数派の車両でした。川崎営業所のほかは、日吉営業所(のちに東山田営業所)にも同型が1台在籍していました。
この2台は、溝02で多く使用されていたと記憶していますが、晩年は青葉台、荏原と別々に移籍していきました。
KA965(いすゞP-LV218N(富士))
小杉駅にて
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平成13年11月 川崎営業所に初めて導入されたノンステップバスKA209
当初は、メイン路線の溝02に限定的に充当されていましたがノンステップ車やワンステップ車の導入が増えていくと、その他の路線にも充当されるようになりました。
画像は、幕時代の鷺02充当シーンを撮影したもの。その後、LED改造がなされ平成22年5月に、新羽に移籍していきました。
KA209(日産KL-UA452KAN改(富士))
小杉駅にて
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東急バスでは、初めて西工のワンステ登場
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小型車ながら増車を続けたリエッセ
近年では、平成15年に開設されたさくらが丘線(日23 現在は東山田営業所所管)用に配置されたポンチョやリエッセといった日野車も短期間でしたが在籍していました。
開設最初は、ポンチョ4台が充当されていたさくらが丘線もその後の利用客の増加に伴い、3台のリエッセと2台のME(三菱)に置き換えられましたが、その後も利用者が増加し続け、平成18年度に3台、平成19年度に2台、平成20年度に1台と増車が続き、最終的にはリエッセ8台体制なりました。
これだけ、増車が続くのは近年では珍しい例となりました。
KA547(日野PB-RX6JFAA)
日吉駅にて |
川崎営業所最後の新車となったKA957
川崎営業所最後の新車として登場したのは、くしくもいすゞのワンステップ車でした。平成19年までは、日産車も導入されていましたが終わりの2年はいすゞ車の導入となっています。
同期のKA954〜956は平成21年6月に納車されましたが、この1台のみ平成22年3月に納車されており、本当の意味で最後の1台となりました。
川崎営業所廃止後は、東山田営業所に移籍していきました。
KA957(いすゞPKGーLV234L2)
小杉駅にて |
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