東急バス研究室
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  TOP > 東急バス研究室 > 港北ニュータウンの変革とアクセス       平成27年2月21日更新
     港北ニュータウンの変革と交通アクセス その3 (08.11.03)
 
    ニュータウンの成熟
 地下鉄3号線の開通により急激に人口が増え、林野や営農地がみるみる減っていきました。開通から10年後の2003年(平成15年)には都筑区の人口が16万9千人余を数えるまでになり、現在も人口は増え続けています。当然ニュータウン内の道路渋滞個所の発生、田園都市線の通勤時混雑の悪化などが進んでいきます。このため、道路の更なる整備改良、東京への通勤アクセスの改善や混雑緩和が必要となってきました。
   
 資料 3-1 都筑区の人口変化(閲覧休止中)
    地下鉄開通と人の流れの変化
 
 08年は93年に続き大きな変化の年となりました。一つは市営地下鉄4号線の開通。もう一つは東急目黒線の日吉延伸です。
 これらの鉄道網の整備により、ニュータウン中央部の人々の東京方面へのアクセスに田園都市線の他、東横線が使えるようになりアクセスルートが2つになりました。 このため東急日吉駅では目に見えて利用者が多くなりました。

   
    市営地下鉄4号線の開通
 
 01年に着工した市営地下鉄4号線は08年(平成20年)3月30日ようやく日吉-中山間が開通しました。途中に「日吉本町」「高田」「東山田」「北山田」「都筑ふれあいの丘」「川和町」の6駅新設、「センター北」「センター南」では市営地下鉄3号線と接続、ニュータウン内の交通アクセスが大幅に改善されることとなりました。これにより資料のとおりニュータウン内で駅から1km圏内のエリアが増え、交通不便地域の解消に大きく寄与しました。一方、バス路線の再編が開通日に行われましたが、こちらはまずは様子見的な内容であったようです。
      
 
 資料 3-3 駅から徒歩1km圏域図


     3-4 東急バスの地下鉄4号線開通に伴う路線再編(閲覧休止中)
 
    目黒線日吉延伸
    08年6月22日には目黒線が武蔵小杉止まりから日吉まで延伸され、同区間は東横線との複々線となりました。
 目黒線が日吉まで延伸されたことで、日比谷方面へはアクセスが日比谷線回りと2ルート確保されたことになりました。近年の目黒線の混雑もさらに拍車がかかっているようです。尤も地下鉄7号線の中山延伸計画が実現されていれば日吉駅は単なる通過点となり通勤時のホームでの行列はここまで長くなることはなかったかもしれません。

    開通・延伸の影響
 
  地下鉄4号線の開通は地域住民の足として予想以上のスピードで定着してしまいました。目黒線の日吉延伸もかなり後押ししていると思われます。その理由として考えられるのは
 1,綱島口バス利用者は駅手前からの渋滞から解放され、大幅な時間短縮が図られた。
 2,田園都市線利用者は東横線を利用する方が混雑度が高くなく、時間的にも大差がない。

 この2点が大きいのではないでしょうか。加えてバスよりも電車の方が早くて確実という神話が、比較的他の街から移り住む人が多いこのエリアでも根付いているといえるでしょう。
 地下鉄4号線は終車の延長を行う一方、東急バスでは乗客の減少に歯止めがかからない状況が続いています。
 このため東急バスは予定を前倒ししたかたちで08年11月路線再編とダイヤ改正を余儀なくされました。この中には日51の深夜バス廃止も含まれるなど課題を抱えながらの再編となっています。
   
   
資料 3-7 運行本数の推移(綱島(閲覧休止中))
    3-8 運行本数の推移(日吉)(閲覧休止中)

   
 
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