東急バス研究室
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mm SERIES 6 東急コーチの歴史
  
東急コーチの一般路線化


 平成12年10月に自由が丘線、平成13年3月にそれ以外のコーチ路線が一般路線化されました。料金は、一般路線と同じ料金となりバス共通カードの利用や全線定期券の適用になるなど利用者の利便性が図られました。また、ダイヤの見直し、停留所の新設など大規模の再編が行われました。(詳細は、以下の表のとおり)。
 車両はそのまま使用されることになりました。東急コーチの塗装もそのまま受け継がれましたが、平成13年に登場した新車から新塗色の車両が登場し、現在ではすべて塗色変更が完了し、コーチカラーの車両も消滅しました(電車とバスの博物館に保存されている車両は除く)。

 路線を再編したほか系統番号が付与されました。基本的にコールボックスの設置などは廃止されましたが、バスナビをいち早く導入されるなどシステムの継承はされることとなりました。
   路線設定からすぐに駒大深沢キャンパスゆきとなりました。

東急コーチから一般路線化された路線
路線名 系統 経路 担当 実施日 備考
自由が丘 自01 自由が丘駅=駒沢四丁目 瀬田 平成12年10月2日 一般路線化直後は、駒沢四丁目ゆき
鷺沼 崎01 宮崎台駅=グリーンハイツ西 高津 平成13年3月1日 路線名を宮崎台線に変更
鷺11 鷺沼駅=宮崎台駅
鷺12 鷺沼駅=グリーンハイツ中央
青葉台 青01 青葉台駅=藤が丘駅 青葉台 路線名をみたけ台線に変更
美術館 用21 用賀駅=関東中央病院 瀬田
用22 用賀駅=美術館 美術館開館時間のみの運行
玉31 二子玉川駅=療育医療センター
玉32 二子玉川駅=美術館 休日のみの運行
市が尾循環 市61 市が尾駅(循環・午前廻り)泉田向 青葉台
市62 市が尾駅(循環・午後廻り)泉田向

路線再編の概要
路線名 内容
自由が丘 【平成12年10月2日実施】
 ・駒沢折返所への乗り入れを廃止し、駒沢四丁目ゆきへ変更。
 ・系統番号が付与され「自01」となる。
 ・デマンド運行廃止に伴い、コールボックス及び自由が丘駅のバス接近表示機の撤去。
 ・料金を210円に値下げ(深夜バスは410円の据え置き)しバス共通カード利用が可能に。
 ・デマンド区間にバス停を設置(フリー降車区間はそのまま)。

 ・時間帯により深沢付近のルートが変わるA・Bコースを設定。
【平成12年11月17日実施】
 ・一部時間帯の増発、深沢6丁目での運行調整を2分程度短縮。
 ・入庫系統 自由が丘駅〜深沢不動〜中町5丁目〜瀬田営業所の設定。
 ・行き先を駒沢四丁目から駒大深沢キャンパスへ変更。
 ・「エーダンモール入口」から「深一会商店街」へ、「深沢」から「エーダンモール深沢前」に停留所名を変更。
 ・自由が丘駅のバス停移設。
 ・iモードを利用したバス接近表示の試行。

【平成18年12月16日実施】
 ・自11・12を新設、経由地別の系統設定に変更。
 ・自02は、自01のエーダンモール深沢経由系統に変更

   
美術館 【平成13年3月1日実施】
 ・系統番号が付与され「玉31」「玉32」「用21」「用22」となる。(ルートは上記参照)。
 ・デマンド運行廃止に伴い、コールボックスの撤去。
 ・料金を210円に値下げしバス共通カード利用が可能に。
 ・用賀系統でに「用賀公園」「上用賀六丁目」に停留所を新設。
鷺沼 【平成13年3月1日実施】
 ・系統番号が付与され「鷺11」「鷺12」「崎01」となる。(ルートは上記参照)。
 ・運行経路を変更し、グリーンハイツ止まりの設定。鷺11は、鷺沼方向9:00〜21:00はグリーンはイツ東経由、そ
  の他の時間帯はグリーンハイツ東第二経由となる。
 ・デマンド運行廃止に伴い、コールボックスの撤去。
 ・料金を200円に値下げしバス共通カード、川崎市内全線定期券の利用が可能に。
 ・「鷺沼児童公園」から「土橋南公園」へ、「宮前ショッピングパーク」から「宮前区役所」に停留所名 を変更。
青葉台 【平成13年3月1日実施】
 ・朝夕の増発、一部時刻修正の実施。
 ・デマンド運行廃止に伴い、コールボックスの撤去。
 ・料金を210円に値下げしバス共通カード、横浜市内全線定期券の利用が可能に。
 ・フリー降車区間は、終日運行に変更。
 ・「みたけ台中学入口」「もえぎ野交差点下」「柿の木台入口」に停留所を新設。
市が尾 【平成13年3月1日実施】
 ・一部時刻修正の実施により市が尾駅での田園都市線との接続を改善。
  市が尾駅→泉田向→荏田西四丁目→市が尾駅(市が尾駅発:始発〜11:00台)
  市が尾駅→荏田西四丁目→泉田向→市が尾駅(市が尾駅発:12:00台〜終車)
 ・デマンド運行廃止に伴い、コールボックスの撤去。
 ・料金を210円に値下げしバス共通カード、横浜市内全線定期券の利用が可能に。
 ・フリー降車区間は、終日運行に変更。


東急コーチの車両を使用した準コーチ路線
路線名 系統 経路 担当 開設日 備考
みどり台循環 青82 青葉台駅(循環)みどり台 青葉台 平成12年2月16日
虎の門病院 崎02 宮崎台駅=虎の門病院分院 高津 平成14年3月16日
宮06 宮前平駅=虎の門病院分院

コーチカラーの変遷


 登場から約20年使用されたコーチカラーも一般路線化後徐々に、その数を減らしウルトラマン塗装が標準仕様となりました。オリジナルカラーは、美術館線で独自の塗装に一時なりましたが、その後の車両交代でオリジナルカラーになり長らく使用されました。一般路線化を期に、自由が丘線は赤一色の路線カラーが採用されたほか、一般路線のカラーとはならずコーチの雰囲気を残した塗装で登場しました。さらに、コーチ路線ではありませんが元コーチ車両を使用した路線も登場しましたが、こちらも一般路線とは違う塗装となりました。虎の門病院線は水色を基調としたカラーでの登場でした。最近では、一般路線との垣根も大分低くなり一般塗装の路線車も充当されるシーンも多くなっています。



←バス停にも描かれたオリジナルカラー。
 コーチのバス停ではよく見られた風景です。


 平成13年年度に導入された自由が丘線用車両では、赤一色で金色の文字が描かれたゴージャス感のある塗装が登場しました。車体横には、自由が丘線の路線図が星座のように描かれていておしゃれです。
 全体が赤一色で自由が丘線独自のカラーとなっていますがそれ以外の元コーチ路線でも赤の塗装面積が多いものとなっています。また、自由が丘線の車両では、「TOKYU COACH」の文字が配されており、元祖東急バスの伝統を受け継いでいます。
 オリジナルカラーを意識したのでしょうか上半分が赤一色でありながら、前方は2本のラインが配されています。
 一般路線化の際には、一般路線塗装になるかと思いきや元コーチ車としてのオリジナルカラーが誕生しました。

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