東急バス研究室
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 このページでは、東急バスの路線たちを紹介します。路線データや風景画像などで路線の表情をご覧いただければ幸いです。
 まずは、ファンのなかでは狭隘路線で有名な「渋72系統不動線」です。


渋72  不動線


 
 【路線の歴史】

昭和34年に、渋谷駅〜五反田駅間が開設して 以来ルートの変更は2度ほどありましたが、ほぼ 原型をどどめています。
昭和40年代に、恵比寿駅=東二丁目間は恵比寿区民会館を経由していました。現在は、ハチ公バス も一部通過します。かつては、渋72のほか渋73・ 渋74も通過していたと記憶しています。

また、昭和55年に中型車化される前は、西五反田4丁目=大崎広小路間は、一歩通行となっており五反田方面は、かむろ坂を通過していました。目黒営 業所の路線の中で一番収支が悪い路線となっていました。当時は、周辺にマンションが増え需要が追いつかなかったのですが大型車でしかも一方通行となっており、本数も増やせなかったようです。
昭和55年3月に中型車化され両通行となり現在の姿になっています。中型車化された際には、本数も増加されたと記憶しています。

 
 【路線の特徴】

渋72系統不動線は、渋谷駅東口から五反田駅までの全長8kmの路線です。恵比寿駅、目黒不動を経由するルート設定ですが、途中数多く狭隘なルートが数多くあり、ファンには狭隘路線として有名です。この路線の特徴としては、目黒不動尊の縁日が開催される毎月28日には、利用者が多くなることや目黒不動尊での折返し運転が実施されるため縁日ダイヤが設定されています。実は、縁日ダイヤの方が本数が多くなります。
目黒不動尊の折返し運転は、五反田方面は、不動尊門前での折返しとなり、渋谷方面は林試の森入口で折返しとなります。通し利用をする際は、乗り継ぎ乗車券を運転手さんにもらい、徒歩連絡となります。


 上の画像:目黒営業所にて撮影。
     縁日ダイヤの際、終車前の数本がこの幕で折り返します。これは渋谷行きの終車が出たあとの折返しのためのものです。
 下の画像:最近の大鳥神社での撮影画像です。



1 不動線 基本データ

【渋72歴史年表】
年月日 路線 備考 担当
昭和34年12月18日 渋谷駅=五反田駅 新設 目黒
昭和47年4月1日 渋72 渋谷駅=五反田駅 系統番号が付与される 目黒
昭和47年頃 渋72 渋谷駅=五反田駅 恵比寿区民会館経由から渋谷橋経由に変更 目黒
昭和49年頃 渋72 渋谷駅=五反田駅 五反田方面を桐が谷経由からかむろ坂経由に変更 目黒
昭和55年年3月1日 渋72 渋谷駅=五反田駅 中型化される 目黒

【基本データ】
開設年月日  昭和34年12月18日
営業キロ  8.0km
運転回数  平日 63.5回  土曜 57.0回
 休日 54.0回  縁日 72.0回
所管営業所  目黒営業所
始発・終発  【渋谷駅】 平日・土曜・休日
  始発  6:40   終発  21:29
 【五反田駅】 平日・土曜・休日
  始発  6:39   終発  21:25
運転間隔
単位(分)
 平日  朝 9〜10  日中 15      夕 14〜16
 土曜  朝15〜17  日中 14〜15  夕 15〜19
 休日  朝17〜18  日中 15〜16  夕 14〜16
平成17年6月現在




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